余韻

正しい表現か用語があるのでしょうが、

分からないので、

見たままを表現します。

三つ指をついて正座してお辞儀をする場合の「三つ指」の位置が

ちょっと斜めの位置、体は横向き、でのお辞儀をされた、、、というお話です。

女性のゲストさんに、チェックインのお部屋のご案内を終えた時に

「お世話になります」とおっしゃりながらのその動作でした。

時代劇のようで、美しい狐のようで、堂に入っていて、粋でした。

たくさん例えました。

長年このチェックイン時のご案内をしてきましたが、初めてのことで恐縮する思いです。

本来、コチラがしなければならない所作なのでしょう。

心揺さぶられる所作、学ばせていただきました。

一宿の僅かなひと時であるからこそ、

一瞬一瞬のふれあいが尊いのですね。

この方は、ここでの宿りで「何を」「どんなふうに」感じてくださったのでしょうか。

心配になるばかりです。

たとえ褒めてくださったとしても。

十年、宿業をして思うところです。

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余韻” に対して1件のコメントがあります。

  1. たかた ひとし より:

    いつも、 軽妙洒脱に まとめられていて

    読後が 気持ちよいです。

    うらやましい感性です。

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