多賀行その1)多賀山中に行ってきた。

多賀の山中に行く。天気が良かったので少し車を走らせた。本格的な県道ですらない道を登るのであるがあたかも別の世界に行っているのと勘違いさせられるような勾配であった。車1台が辛うじて入れるような細い道をグネリグネリと鋭角のカーブを描きながらあたかも法面を這いつくばるように山を登る。北側の斜面で晴天であったがウッソウとしており 陳腐な比喩であるが神々しさを感じざるを得ない。

経験的に言えることだが初めて通行する道は長く感じる。それを差し引いても急こう配、急カーブ、細い道、道路上のコケが相まってなおさら長く感じる。

登りきったところが杉坂峠。多賀大社のご神木がある。樹齢は400年。ただ伝説は伊邪那岐(いざなぎ)の神の時代まで遡る。年代が合わないとか野暮なことは言わぬようにしよう。旅情を感じるのはそういう細かいところはきなせぬことも大切なのだ。

さて季節は11月。紅葉の季節。とある盆栽の達人によると「紅葉(のような雑木類)は最後は水よって美しさが決定される。本当に美しい紅葉は山中の谷の川が流れているところにある。」という。今回の多賀行でまさにその現場に図らずも来た。

濁りのない鮮やかな赤。これは濁りのない水と濁りのない空気の賜物なのだ。そして少しばかり冒険めいた事をした人のみが見ることができるのだと。。。

コロナ禍が治まったらバイクの旅人さんのすすめよう!

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