三周年
本日(8月15日)でゲストハウス無我に一人目のお客様が来てちょうど三年がたちます。当面の目標であった3年を何とか乗り越えたことになります。
日本から世界から数多くの一人旅の旅人さん達をお迎えしてきました。また少なからず何人かの旅人さんは、本当にありがたいことに、何回も当館を利用していただきました。
ヘルパーさんや近隣の飲食店さん、ご近所さんには助けていただくことも多く本当に感謝しております。
あまり深く考えないで勢いだけで、宿屋を始めましたが(立地とか経営方針とか?!)ひとたび走り出せば、後戻りはできません。それはあたかも「ノイラートの船」のごとく我々二人の知識、経験、能力、体力、(もともとない)知力を総動員して毎日が再構成の日々でした。
また、読書会や旅人さんの写真を撮るという私の(個人的な)趣味に予想を超えて多くの旅人さんが興味を持ってくれてうれしくおもいます。
また中には単に旅の話だけでなく、人生そのものを語ってくれる、あるは、語り口によってその人の人生の凄みを想起させる現場に何度か出合ったこともありました。
哲学者なら「実存」を垣間見たとかあるいは川端に夢中になっている文学青年であれば「魔界」に首を突っ込んだとかいうでしょう。
これこそが私の考えるゲストハウスの醍醐味であり、一人旅の旅人さん達にフレンドリーな理由なのです。
今後も一人旅の旅人さんの為の宿を続けていきます。